阪急電車
有川 浩さん 作
幻冬舎文庫
≪こんな人におすすめします≫
- ほっこりしたい方
- 心温まる物語が好きな方
- 人々の関わり合いを楽しみたい方
- 阪急電車を知っている方
≪あらすじ≫
片道15分間の阪急電鉄今津線を走る電車が舞台。
「宝塚」駅 ~「西宮北口」駅間にある8つの駅の乗客の様々なエピソードが、1往復分全16話で描かれる。
登場人物は、OLの高瀬翔子、森岡ミサ、主婦の萩原時江、伊藤康江、女子大生の権田原美帆、女子高生の門田悦子、小学生の萩原亜美、会社員の小坂圭一。
8つの駅で乗り降りする乗客にはみな違う人生があり、たまたま乗り合わせただけのはずの人々のそれぞれの世界がすこしずつ関わりあっていく。
≪感想≫
電車が進むにつれ、あれ?これって…と、違った方向から見た話が始まり、何度も何度も、前に戻って読み返したくなります。乗車する登場人物は、それぞれ孤独やもやもや感を持っている「他人」なのに、たまたま乗り合わせただけの車内で、気づかないうちに知らない人の心を軽くしたり悩みを解決しています。
有川浩さんの作品はこちらが初めて読んだ本です。そして、阪急電車は以前何度も利用したことがあるので、見慣れた駅名や街の風景が思い出せる内容も懐かしかったです。
🚋阪急電鉄今津線の駅名はこちら↙
宝塚駅
宝塚南口駅
逆瀬川駅
小林駅
仁川駅
甲東園駅
門戸厄神駅
西宮北口駅 (⇦私にとっては懐かしい駅名です。実は…)
レトロな紫色のおしゃれな車両は素敵ですね!
初めて乗った時の「宝塚」が近づくドキドキと宝塚ホテルに泊まった感動も、この本を読み返すたび思い出します。
なお、2019年2月に有川 浩さんから有川 ひろさんへペンネームの表記が改められています。
≪読後におすすめ≫
- 2011年映画 『阪急電車 片道15分の奇跡』
- 『図書館戦争』(2006~07年)
- 『レインツリーの国』
- 『三匹のおっさん』(2008~09年)シリーズ
- 自衛隊三部作:『塩の街』(陸上自衛隊)、『空の中』(航空自衛隊)、『海の底』(海上自衛隊・機動隊)
- 『空飛ぶ広報室』
- 『県庁おもてなし課』
- 『旅猫リポート』
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。